鷹やハヤブサなどを訓練し鷹狩りを行う人の事を『鷹匠』と日本では言います。
そんな鷹匠の世界にも柔道や華道などと同じく流派があります。
日本に存在する流派の一つである『諏訪流』
詳しく諏訪流の事を知りたい方は公式HP鷹匠の庵 をご覧下さい。
そんな諏訪流の鷹匠の方とお仕事をする機会がありました。
しかも今年、女性鷹匠が誕生したというではありませんか!
コレはインタビュー録ってくるしかない!7月号はこれじゃ!!と決断するまでそう時間はかかりませんでした。
そして、6月28日に東京にお邪魔した際
諏訪流鷹匠 稲田早苗鷹匠にイロイロ根掘り葉掘り聞いてきました。
それではどうぞ〜!
−−−まず、お名前をお願いします。
稲田早苗と申します。
−−−稲田鷹匠、この鷹匠の世界に飛び込んだキッカケをお聞かせください。
鷹匠を知ったキッカケは
2008年に毎年お正月に浜離宮で行われる諏訪流鷹匠の実演を見たのが最初ですね。
その後、鷹を飼ってる人がたまたまいて「鷹って普通の人も飼えるんですね?」って話をしていたら
狩りに行くから見に来る?って言われて行ったら元々野山を歩くのが好きだったので
狩り面白いねってなってそこから鷹を飼う事になって鷹の世界に入りました。
−−−なぜ数ある鷹匠の流派の中から諏訪流の門を叩いたのですか?
最初は狩りだけのクラブに入っていたんですけど
どうせなら鷹匠の歴史も知りたいなって思い
じゃ〜、流派の歴史の勉強もしてみよう!って思い立って
東京の近くに現在の師匠「諏訪流第十七代宗家 田籠善次郎氏(鷹師)」がいたので問い合わせをして見学をさせてもらったのが最初です。
−−−それはいつ頃の話ですか?
え〜っと、、、2011年の6月ぐらいかなぁ〜?
今から大体3年前くらいですね。
その前に2009年の5月くらいから最初の鷹を飼い始めたんですよ。
オオタカを!
その鷹ももちろんまだ元気ですけどね!
−−−今現在保有している鷹の種類と数を教えてください。
オオタカの♂と♀を1羽づつと
ハリスホークの♀
合計3羽です。
−−−稲田鷹匠、今年諏訪流の鷹匠認定試験に合格されたんですよね?
はい。
今年の1月に実施された鷹匠認定試験に合格し鷹匠になりました。
−−−どうですか?試験はかなり難しかったですか?
試験内容は基本的な事なので、緊張はしますけど
本当に基本的な事なので。
そんな特別に難しいとかそういう事はないんですけど
ただやっぱり、みなさん緊張したりして
いろいろアクシデントがあったりするので・・・
−−−なるほど。そこが難しかった訳ですね。それでは稲田鷹匠の今後の目標を教えてください。
とにかく技術を磨きたい!
名前だけ鷹匠でもしょうがないので。
まだ、鷹を扱いだして3−4年目なので
実力としては大した事ないので
これからが、、、鷹匠になってからが勉強のまたスタートというか
10-20年やっていかないと1人前というか、実力はついていかないと思うので
今後も鷹匠を続けて行こうと思ってます!
−−−貴重なお話をありがとうございました。
こちらこそありがとうございます。
どうでしょう?
こんな拙いインタビューにもシッカリと答えて下さる稲田鷹匠。
笑顔の素敵な女性鷹匠でした。
鷹匠というと男の世界!というイメージを持たれてる方がまだまだ多いと仰ってました。
そんなイメージを払拭させ鷹匠の文化を後世に伝える役目を担っている現代の鷹匠。
鷹匠のみなさまにはこれからも頑張って活動していただきたく思います。
今後の稲田鷹匠をはじめ諏訪流鷹匠のみなさまの活動にご注目ください。
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