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鷹卵を食す!

2016年06月10日 17:14 by masataka_mano
2016年06月10日 17:14 by masataka_mano

 我が家にいる鷹は毎年のように卵を産んでいました。(今でも産みます。)いつものように産んだ卵。タダ捨てるのは勿体無い。しかし無精卵だし大した利用方法は思いつかない。(綺麗な青白い色をしているので卵を使った飾りなどにはいいかもしれない)はてさてどうするか・・・そうだ!食べてみよう!当時15歳だった私は好奇心から恐ろしい行動に出てしまった・・・

 まず、私自身は卵はよく食べる方である。しかし、それはあくまで一般的な鶏卵でありたまにうずらの卵である。決して鷹の卵を15歳以前の段階で食べたことは無い。ちなみにゆで卵が好き。

 この卵、いったいどう食べようか?と考えた時まず思いついたのはゆで卵だった。しかし、ゆで卵の場合殻に覆われた状態での調理になるためしっかり火が通っているのかどうかの確認が非常に困難になる。火が通ったつもりでも、実は中が生でした!では何があるかわからない。食中毒にでもなったら大変だ。次に思い浮かんだ「目玉焼き」決行することにした。

 まずは卵の殻を割る。卵自体がうずらの卵を一回り大きくした程度のサイズで小さいため結構難しい。

小型種の鷹の卵なので卵自体は結構小さめ 

見た目は薄い。米のみで育てた鶏卵のような色合いだ。匂い自体は特に違和感は無い。普通の卵とさほど変わらない。

色自体は青白く美しい 

 次に、熱したフライパンに落とすわけだが、落とした瞬間に異変に気付いた。なんか「グツグツ」言ってる。普通、鶏の卵の場合フライパンに落とした瞬間「ジュッ!」と言って透明な白身が白くなり固まっていくと思うのだが、いつまで経っても白くならないしずっと「グツグツ」言ってる・・・これはスライムか?まさしくそんな言葉のような印象だ。いつまで経っても火が通った感じはなく硬めのスライム状で鶏卵とは明らかに違う。黄身を触ってみると火が通ったようなので完成したと判断。その頃には白身もほどよく固くなっていた。

右が鷹の卵・左が比較用の鶏卵

 これだけ見たら目玉焼きの出来損ないに見えなくも無いが目玉焼きと判断できない人もいるかもしれない。匂い自体は特になくどんな味がするのか予想がつかない。

いざ実食!

 まずは、いつまでも火が通らなかった白身。口に入れてみるとグニグニとした食感。食感はイマイチだが味としては悪いものではなく。ゲテモノ好きならむしろ好きな人もいるかもしれない。見た目に反してインパクトの少ない味だったので、黄身を食べる時は完全に油断していた。次に黄身を食す。

 黄身に箸を入れると多少の柔らかさは感じるものの一般的な目玉焼きとさほど違いは感じない。これはイケる(キリっ!)「ぱくっ・・・!?」口に入れた瞬間何かが暴れてます。大暴れです。なんだこの生臭さは??口の中にまとわりつくと言うか、ネチョネチョしているというか。なんとも表現が難しいですがマズイです。比較用にと準備していた目玉焼きはいつの間にか口直し用へと変貌していました。しかしあまり効果はイマイチ。水を飲もうが炭酸飲もうが歯磨きしようがこの生臭さが取れることはありませんでした。結局生臭さは半日程度続き、好奇心が後悔になりました。

 研究結果!鷹の卵はマズイ。しかし、これは1種類の鷹の卵を食べた感想ですので他の種類の猛禽類の卵はどうなっているのかわからない。さほど知りたくも無いが。もし興味のある方は自己責任で試してみてください。(しっかり火を通すことをお勧めします。)

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