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梅雨時期気をつけること

2016年07月15日 18:19 by masataka_mano
2016年07月15日 18:19 by masataka_mano

 梅雨がなかなか開けない熊本です。ここ1−2ヶ月の間で晴れ間はわずか数日。晴れた日はチャンス!集団日光浴です。そんな多くの日本人が大嫌いな梅雨時期ですが、梅雨時期は湿度が上がり衛生管理が難しくなる時期でもあります。実際この時期うちのハリスホークに起こったとある症状をお伝えします。

 今から約2週間前のある日。いつものように貴重な晴れ間で鳥たちを集団日光浴させていました。そんな中1羽のハリスホークを外に出したとき異変に気がつきます。

左足が異様に腫れている。

 上記の写真を見ていただけるとわかるように、正常な左足に比べ右足が腫れていることがわかります。これは、2日前までは正常でしたので2日の間にこの状態になったものと思われます。一体何が起こったのか?

その2日後動物病院へ。

アンクレットを外してみると怪我をして傷口がひどく化膿していました。

 写真の通り傷が化膿し、かなり痛々しい状態です。原因としては硬化したアンクレットの間に木の枝や石など突起物が侵入しそれによりできた傷口が化膿したのではないかと思われます。これは、アンクレットの硬化を「まだ大丈夫」と放置していた私のミスで反省すべき点です。その他にもこの時期の湿気により乾燥した環境を準備することが困難になり化膿しやすい環境だったことも今回の事態を引き起こしたと推測できます。

2日に1度の投薬治療

 今回の件により、ハリスホークには2日に1度のペースで薬を投薬する必要が出てきました。もちろん、テーピングなども変える必要があるので毎回保定が必要です。これは鷹へ不信感を抱かせる可能性が非常に高い行為ですが、治療のため我慢してもらいます。

約2週間後、傷も塞がり足の大きさも通常に戻る。

約2週間の投薬が終わり無事足も通常サイズになりました。しかし、まだ完全ではないのでアンクレットなどでまだ係留はできない状態です。

 このように、本当に少しの小さな傷からここまで大きく負傷する可能性がこの時期は特に高くなる傾向にあります。この時期は特に清掃の徹底や飼育環境が適切かどうか見直さなければいけません。

もしものとき、信頼できる獣医師も探しておく必要があります。

 今回、自分自身の初歩的なミスで鳥には痛い・嫌な思いをさせてしまいました。しかし、今回のこの件で読者の皆さんがすこしでもペットの衛生や装備の管理を徹底するきっかけになればと思い全てを隠さず書かせていただきました。

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