秋に入り、ワンコとだいぶお散歩や遊びにいくのが楽な気候になってきましたね。
我が家の犬たちも、元気にしとります(笑)
さて、この季節になるとしつけや訓練も盛んになってきます。
特に屋外での訓練などがやりやすいためでもあるので、これから訓練やしつけを始めよう!と意気込む飼い主さんも多いのではないでしょうか?
愛犬と新たに関係を築いたり、新しいスポーツなどに取り組むことは、とっても素晴らしい事です!
しかし!自分でトレーニングするにも、プロにお願いするも、気を付けて欲しいことがあります。
それは「嫌悪刺激」による道具や方法です。
犬だって、痛いのや辛いのは本当は嫌!なんです。けど、飼い主さんのため、恐怖による圧力などにより、我慢してくれたり怯えているだけなのを、言葉巧みに「喜んでる」とか「支配しないとだめ」とか言う方もかなり多いです。
でも・・・よく考えてください。嫌なこと痛い事をされているのはあなたの大切な大切な「家族」ですよね?
と、いうわけで!今回は「嫌悪刺激」を与える犬具をいくつか紹介します。こういうものは使用しなくても、ホントは犬たちはちゃんと理解してくれます。特にプロが勧めてくる時には要注意ですよ!!
1、プロングカラー、スパイクカラー
*写真はハーフチョークタイプ。チェーンが一般的だが、中には見た目が優しいプラスチック製の物などもある。
嫌悪刺激の代名詞。とも言えるこの首輪。首輪自体の素材は革やチェーンなどが多く、内側にトゲが並んでおり、首輪を引っ張るとそのトゲが首に強い刺激(たまに突き刺さったり、ひっかき傷になることもあり)を与え行動を制御させる道具です。
これにチョーク機能(引っ張ればどこまでも絞まる首輪)がある場合は最悪です。
傷みによる抑圧で、犬はその痛みがくることに恐怖し人間のいう事を聞くようになります。
2、チョークカラー、パラシュートカラー
*店頭によくあるチョークカラー。チェーンの他にも革製、布製などもあります。
プロングカラーのようなトゲが内側に付いていないだけで、こちらも嫌悪刺激の代名詞の一つ。
しかも、チョークチェーンはかなりの割合で普及している犬具です。そのためか、小型犬などにも平気で使われ、力加減を間違える飼い主さんやトレーナーにより、首の捻挫や最悪骨折や窒息による死亡事故も出ています。
プロでもチョークカラーを第一に勧めてくる方が山ほどいます。「これが一番犬を扱うのに適しています」なんて言葉に騙されないでください。
本当に犬を扱うのが上手なプロは、チョークカラーには頼りません。むしろ犬への負担が少ないハーネス等を勧めてくれます。
3、ジェントルリーダー
これはマズル(口)に装着して、犬の意思にかかわらず、人間が勝手に犬の向きを変える道具です。
元々、犬は口や鼻を多用する動物なので、マズルを抑えられるのが嫌いです。その上勝手に向きを変えられるのです。
あなたがいきなり顔を抑えられ向きを変えられたらどうおもいますか?
まだまだありますが、今回はこの辺で・・・
続きは来月号にて!
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