ウーパールーパーの繁殖でまず一番重要なコツとなるのが、寒暖の差が1日を通して激しい事とオスとメスの発情のタイミングとなります
日中気温が上がり夜冷え込みが激しいこれが重要なコツです。
ウーパールーパーは日中暖かく夜の冷え込みが激しくなると代謝がとても良くなり始めて発情するようになります。
夜行性であるウーパールーパーにとって、そして冷たい水が大好きなウーパールーパー、今からの季節、夜になるとキーンと冷たくなりワサワサと活動的になっていきます。
まずはオスが精包というものを水槽中に多数出すようになります。
その精包を出す瞬間はなかなか写真で撮影する機会は私でもなかなか巡り会えない無いくらいに一瞬の出来事です。
ちょうどシャチホコのような姿勢をとるウーパールーパーは尻尾を高く上げ透明な富士山型でてっぺんが白いゼリーをかなり固くしたような物体を水槽のあちこちに出し始めます。
オスが発情し、ちょうどタイミング良くメスも無精卵を多数腹に抱えて発情していれば、その精包をメスが体に取り込みます。
取り込んだら早くて数時間後、遅くても2日以内にメスの腹の中の卵は無精卵から受精卵となり産卵が始まります。
水槽いっぱいにガイサイを真っ赤にしながら1粒づつ途中休憩をしながら丸1日~3日かけ卵をメスは産み付けていきますから、産卵が始まりましたたらすぐにオスは邪魔や卵を間違えて食べないように他の水槽に移しましょう。
そしてメスは1粒づつ後ろ足を使いながら産みます。
人工水草やビニールホースなど綺麗なものを与えると安心して産卵出来ますから綺麗な足をした足場がある産卵しやすいものを用意してあげましょう。
それから産卵が始まったのに汚れたままの水槽にメスが居たならば、出来たら綺麗な新しい水槽なんかに移してあげそこで、産卵させると良いと思います。
産卵直後の卵についてしまったゴミや汚れは、孵化するまでに卵を腐らせてしまうからです。
産卵が終わるまでは、そっと見守るようにしましょう産卵中のメスには餌は与えなくて大丈夫です。
産卵が終われば卵をメスが間違えて食べたり糞で汚したりしないように他の水槽に移しかえましょう。
メスをそのままに卵だけを水槽から採取しても良いんですが、産まれたばかりの卵はかなり強く産み付けてるものと絡まってますから取り辛く採取の時に割れたり、傷付け後にその傷からカビが発生したりするので出来たらそのままの方が孵化率は断然上がりますのでそのままにしておいてください。
孵化まで早くて2週間、遅くて6週間
これは水温に関係しますので暖かければ早くて冷たければ遅くなります。
ただ、早ければその分カビの発生も早くて、孵化率が低下してしまいます。
高い孵化率を望むのであれば、少し時間がかかっても低温気味に卵を管理する方が良いでしょう。
最後に産まれてくる卵の色は母親の目の色と関係していて、産まれてくる赤ちゃんとはこの段階では全く関係ありません
母親の目の色が黒系でしたら黒卵や黒白半分の卵母親の目の色が赤系(アルビノ)でしたら白い卵です。
産卵直後は父親の色や、将来になる体の色は全く関係ありません。
さて今回はここまで
次回はウーパールーパーの卵の孵化について詳しくコツや管理方法を綴りたいと思います。
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