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ぺっとの根っこ

2014年9月号

鳥屋時期の管理

2014年09月09日 15:57 by masataka_mano

 最近、暑さの中にも涼しさが顔を出し動きやすくなり活発になっていく私ですがこんなとき猛禽類達はどうしているのでしょうか?

 鷹狩のシーズンが始まる11月までそう遠くない9月猛禽類達は"鳥屋( とや )”と呼ばれる換羽シーズンに入っています。個体差はありますが主に3月~10月までは鳥屋シーズンなのでその期間訓練中のような食事制限やストレスのかかるトレーニングは一切中止し換羽に集中させるのが一般的です。

 

 そう、猛禽類の訓練というのは秋から春にかけて訓練し、夏場は訓練しないのが基本。つまり、鷹匠や猛禽類飼育者は夏場は暇で暇で仕方がない・・・っと、いうのは冗談で。夏場は夏場でやらなければならない事がたくさんあります。

 上記で説明した通り、鳥屋期間中の訓練は止め食事制限も止めるため基本的に食べさせたいだけ食べさせます。

この食べさせたいだけ食べさせる。という所に換羽を促進させ新たに生えてくる羽の育成に大きな影響が与えられるのです。

 

こちらの個体は訓練を一切中止し換羽に集中させた個体。

 

こちらは鳥屋中も訓練を続行した個体。

一目瞭然ですが羽の質が全然違いますね。

 

こちらは換羽に集中させた個体。

 

こちらは訓練を続行した個体。

よく見ると訓練を続行した方は変な筋が入ってますね。コレは"ハンガートレース”と言い、羽の育成途中に食事制限を行ったため羽に栄養がしっかり行き渡らず、羽の密度が低くなる症状です。

特に健康に問題はなく病気という事ではありませんが、この部分は他の部分に比べ強度が劣るため、ちょっとした衝撃や力が加わるだけで折れたり欠けたりする事があります。

 

 こちらの写真は羽そのものの育成がウマくいかず一部がスカスカになっていますね。これでは空気をかき出す量が減るため飛行自体に支障が出ます。


 こういった羽に影響が出やすい鳥屋の時期。ここで羽の育成に大きな問題が出ると次の鳥屋のやってくるまでの約半年の間その状態の羽で飛ばなければならなくなります。鷹匠や猛禽飼育者は鳥屋時期の管理の方法も重要視して管理をした方がいいでしょう。

やむを得ず、鳥屋時期も訓練をしなければならない場合などはウエイトを高めに維持して訓練するなど鳥に負担のかからないように心掛ける事が大切です。

 

 しっかり食べさせストレスを感じさせないように管理しきれいな状態の羽でシーズンを迎えましょう。

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