ウーパールーパーの繁殖についての説明の前に
まずはウーパールーパーのオスとメスについての説明を今回はしたいと思います。
ウーパールーパーは産まれてすぐは幼稚時代~青年期にかけてはオスとメスの見分けがつきません。
順調な育て方をされて全長15cm~20cmになる生後半年以上の頃に
やっと足の付け根の生殖器で判断をつける事になります。
上記画像のように後ろ足の付け根がポッコリ膨らんだ子がオス。
上記画像のように後ろ足の付け根に膨らみがないのがメス。
ただ、この膨らみはメスでも膨らみが大きかったり、オスでも発情をするまでペッタンコだったりと
キチンとした判別を下せるのは始めての繁殖シーズンの冬になって発情をするまでは
プロでも判断が難しいという個体も中には居るというのが本当のところです。
気温が下がり水が手に"キーン"と凍みるような季節になるとウーパールーパーの大好きな低温シーズンに突入です。
そのシーズンになるとワシャワシャと落ち着きがなくなりあっちに行ったりこっちに行ったり笑顔でガイサイをフサフサと始めます。
それまでの夏間にキチンと管理されたウーパールーパーに関しては冬まで待てず早くも秋には発情シーズンに突入となります。
オスは発情が始まる少し前から、今までよりも餌を欲しがらなくなり体型がホッソリ
メスは腹に無精卵を少しずつ抱え始めてポッコリとゴツイ体系になります。
オスもメスも、この発情の体の変化にはかなりの体力を必要とします。
夏期にキチンとした管理をされてないとオスは発情後にヨロヨロして寿命短くしたり、メスは腹の中の卵がしっかりとした卵ではなく数も少なかったり、産卵後にヨロヨロになり体力が回復出来なかったりします。
まだ残暑のこのシーズンからでも遅くはないので、寒くなるまでにウーパールーパーの体力をしっかりとつけるようにしましょう。
そして繁殖を避けたい方は秋からのシーズンはオスとメスは別の水槽に入れたり仕切りで分けたりとしないと1度の繁殖で少なくとも200個。多くて1000個ほどの卵を丸1日~3日ほどかけて水槽いっぱいに産んでしまいますので10月を目安に分ける事をおすすめします。
それでは今回はここまで
次回はオスとメスの繁殖の仕組みと産卵についてです。
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