今回はウーパールーパーが食べる餌について
固形餌・生き餌・赤虫についてお話したいと思います。
産まれたばかりに食べるブラインシュリンプにつきましては、繁殖の事を記載する時に書きたいと思っていますので
今回は、一般的に流通しているウーパールーパーのサイズが食べられる食材についてお話したいと思います。
まず、一般的に販売されているウーパールーパーの餌と書いてある固形餌やキャットやオトヒメ
これらはとても総合的な栄養を考え作られているのですが
与えるウーパールーパーのサイズ、そして適切な量を間違うと消化不良等をおこし命に危険が及ぶ事があるので注意して与える必要があります。
固形餌はウーパールーパーの体に入ると数倍に膨れ上がります。
その上、消化はゆっくり。だから大量に与えれば腹の中で消化出来ずに代謝が鈍る事があります。
固形餌は15cm以上に成熟したウーパールーパーに
オヤツ程度の量を与え総合的な栄養分を賄うものとして考えてください。
次に生き餌です。
金魚やメダカ等はとても素晴らしい栄養分の塊であると同時に、菌の塊と考えて良いでしょう。
先月号にも書きましたがウーパールーパーは怪我には強くても菌にはとても弱く、その上薬にも非常に弱い生き物です。
生き餌を薬でトリミングして与えてしまえば
その薬でウーパールーパー自体が弱ってしまう事もあります。
だからといって、薬のトリミング無しではウーパールーパーには耐えれない菌を沢山金魚やメダカが持っていますので「与えない方がイイ!」と私は断言します。
動くものを食べたいウーパールーパー。
そして、栄養分には申し分ないのですがウーパールーパーが少しでも体調を崩したりしている時は、菌または薬が体に一気に拡がり一気に死んでしまう事がありますので絶対に与えるべきでは無いと考えています。
最後に、私が主食として与えている赤虫
赤虫は必ず冷凍のものを使いましょう。
乾燥赤虫では水面に浮いてしまい底面で生活するウーパールーパーには不向きです。
私が冷凍赤虫を主食としている理由は、栄養分が低くて消化が良いためです。
ウーパールーパーの食事は手当たり次第に、とにかく「食べます!食べます!食べます!!」っていうくらいに顔や体に似合わない量を食べる生き物です。
(生後1年以上の20cm越えた個体には差は出ますが・・・)
しかし、この食べ方。
実はウーパールーパー自体は自分の腹の量は全くわきまえてません。
本当は適切な量を食べてるのにも関わらず、足りないと思いこみ
お友達の足を齧るなどの事故が発生するため
たらふく餌を常に食べさせる事が出来。かつ、消化不良などをおこさない食べ物。
それが冷凍赤虫なのです。
ただ、冷凍赤虫は長時間水の中に残っていると
これがまたウーパールーパーの嫌いな菌が発生します。
そこで先月号にも書いた水換え!これはしっかりと毎日行って下さい。
水換えさえ頻繁に行っていれば冷凍赤虫はウーパールーパーにとっては最適な食べ物と言えるでしょう。
そして足りない栄養分の補給として、固形餌をオヤツ程度に与えれば大丈夫です。
最後のポイントとして、冷凍赤虫は回転の良い店で購入し、購入後溶けないようにすぐに冷凍庫にて保管してください。
一度溶けた冷凍赤虫は痛みやすく、菌も水に入れるとすぐに発生する事があります。
一度溶けた冷凍赤虫は勿体なくても捨てるようにしましょう。
今回はここまでです
次回は・・・秋から春にかけての繁殖について
お楽しみに!
読者コメント