ぺっとの根っこ

みなさまはじめまして。

ペットに関する情報を月に一回配信していきます『ぺっとの根っこ』

様々な動物がペットとして飼育する事の出来る今の時代。

ペットと飼い主双方が幸せなペットLifeを送るために

各ペットに精通しているプロに記事を書いてもらい情報を発信していきます。

ちなみに私は猛禽類を主に担当していきます。 

『ぺっとの根っこ』記念すべき一発目の記事は

猛禽類の中でも日本で１番人気を誇るハリスホークについて

【ハリスホーク】

 和名モモアカノスリ

アメリカ大陸に生息しているノスリの一種。

体長は約４5~76cm　翼を広げると軽く1mを超える。

体重はオスで約680g~850g メスで約800g~1000g

中には1300gを超える個体も

猛禽類の中では珍しく少数の個体で群れを形成し協力してハンティングを行います。

一般的には中型種として扱われ

世界中の鷹匠の間で人気のある猛禽類の一種ですが

ここ最近は鷹匠が鷹狩に使うのみならず

ペットとして飼われる機会も増えてきました。

ここまで人気になった理由は

国内繁殖個体や輸入数の増加・テレビなどでの露出の多さが大きな要因と思います。

ハリスホークは非常に人間に馴れやすく訓練なども容易に入りやすい事から

初心者向けの猛禽類として有名です。が、しかし。

その入手や訓練のしやすさや憧れのみで入手すると様々な問題が出てきます。

ハリスホークの流通時のセールスポイントとして

『インプリント』という文字を良く見かけます。

インプリントとは（刷り込み）の事で

インコとかを雛の頃から指し餌して手乗りインコに育てますよね？

簡単に言えばそれです。たしかに、雛の頃から愛情を込めて育てると

飼い主に馴れたりかわいいハリスホークの一面が見られます。

しかし、しっかりと社交性をつけさせないと

飼い主にはベタベタに馴れる鳥になっても他の人には攻撃的で

何にでも見境無く攻撃を仕掛けるような鳥になる可能性もあります。

実際に公園や原っぱなどで飛ばして遊んでいた時に

散歩中の犬や子供に怪我をさせたという事例も発生しています。 

紐をつけない状態でのフリーフライトを行う機会の多い猛禽類

飼い主のマナーやスキル等問われるモノはたくさんあります。

猛禽類の中で比較的飼育者の多いハリスホーク

飼育や訓練でわからないことが出てきたら恥ずかしがらずに

専門店や飼育経験者にアドバイスを求めましょう。

きっと的確なアドバイスをしてくれるはずです。

ハリスホークとの生活は楽しいものですが、大変な面もあります。

そこを踏まえた上でぜひ一度チャレンジしていただきたい。