気づけば桜も散り、春の陽がまぶしい季節となってきました。
そんな春にぴったりなチョウの幼虫飼育についてまとめていきます!
【飼育ケース】
幼虫を入れておく飼育ケースですが、掃除する必要があるので、簡単に開け閉めできるものが便利です。夏休みに売っている昆虫用プラスチック容器でも良いですし、タッパーでもOKです。小さい種類であれば、ジップロックみたいなチャックつきのビニール袋でも飼育は可能ですが、掃除しやすい容器を選ぶことをお勧めします。
タッパーなどの密閉容器は特に空気穴などをあける必要はあまりありません。容器を掃除時の蓋を開け閉めする程度で十分です。ただし、長時間開けない時は気をつけましょう。
【エサ】
蝶の幼虫は何でもそこら辺の草を食べるわけではありません。例えばアゲハチョウやクロアゲハなどの食草はミカン科の葉を食べますし、キアゲハはセリ科の植物を食べます。アゲハチョウの幼虫にツバキの葉を与えても、これを食べることはありません。そういえば、品種がわからない樹木にアゲハチョウの幼虫がいたことで、ミカン科の植物ということが分かったという知り合いがいました。
チョウの食草は一年中手に入るものから、ある一定の時期にしか手に入らないものなどがあります。春出てくる新芽のみを食べる種類もいますので、蝶の生態についても事前に調べておきましょう!
【ティッシュペーパー】
飼育は湿度を上手に管理することも大切です。容器にティッシュペーパーなどを入れておくと、適度な湿度を保つことが出来ます。植物から出てくる水分による容器の内側に出来る蒸れや結露は、幼虫が溺れたり、病気の元になったりしますが、この余計な湿度も吸収してくれます。また、乾燥した時は吸収した湿度を放出してくれますので入れておくと大変便利です。容器の湿度状態に合わせて入れる量を調整しましょう。汚くなったら取り替える必要があります。
たぶん過去に学校なんかで育てたことがあるという方も多いと思います。そこで、今回は一般的な飼育本に捕捉できるような内容に触れてみました。よろしければ、春の野で幼虫を見つけて育ててみてください!
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