猟期真っ只中な今、毎日のように鷹狩に出て行かれている方も多いかと思います。鷹狩りは銃や罠などの「法定猟具」とは違い「自由猟具」という扱いで鷹狩を行うことができます。法定猟具ではないため狩猟免許取得や狩猟者登録も必要ありません。免許取得が必要ないということは試験を受けることなく誰でも鷹狩を行うことができるということです。しかし、誰でも行えるということは鷹さえいれば鷹狩りを行えるということでもあります。
ここで注意をしなければいけないのは鷹狩を行う際、狩猟法や鳥獣保護法などの様々なルールを守る必要があるということです。銃などの狩猟とは微妙に異なりますが大きくルールは同じと思っていいと思います。その際、まず守らなければならないのは鳥獣保護区などの禁猟区と狩猟対象鳥獣です。「どこでも鷹狩りをしてもいい」「どんな動物でも獲っていい」そんなわけはなくここは厳格にルールが定められています。
このルールは各都道府県によって違いがあり全国統一ではありません。一個一個調べるのもいいですが世の中には便利なものがあるんです。
鳥獣保護区等位置図(ハンターマップ)
狩猟登録をしていれば猟期前に送られてくる鳥獣保護区等位置図(以下ハンターマップ)ですが、このハンターマップには様々な情報が載っています。名前の通り保護区や禁猟区などが色分けされている地図が主ですが、狩猟対象鳥獣の一覧や捕獲のルール。日の出日の入り時刻など、狩猟を行う上で必要な情報がたくさん。これ一枚あれば大体分かるという代物です。もちろん一般の方でも振興局等で入手が可能です。担当者や都道府県によっては出し渋ることもあるようですが入手は可能なので交渉しましょう。実物の入手の他にインターネット上で公開している地域やスマートフォン用のアプリもあるのでそういったものを活用するのもアリかと思います。
このハンターマップを使い狩場を探す際はGoogleマップのGPS機能で今いる場所をハンターマップ上で確認しそこが猟区かどうかの確認も忘れずに行いましょう。
実はこのハンターマップ持っているといいこともあるのです。以前狩場を回った時に警察から職質を受けたことがあります。もちろんナイフなどが車には積んでいるわけです。面倒くさいことになるかもしれないと思いましたが助手席に乗せてあるハンターマップを見て警察官はすぐに解放してくださいました。ハンターマップを所持していることで合法的に狩猟をしているという証にもなるようです。是非鷹狩を行う際は入手をするように心がけましょう。基本的には無料(一部を除く)で入手が可能です。
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